禁断の契約論




妃奈の声…?


「妃奈っっ!!!」



私は勢いよく部屋を飛び出した。




校舎に戻ってくるともう23時を回っていた。




「助けて…た…すけて…。」



「妃奈!どこなの?!」



「………………。」




だんだん小さくなる声…
この感じ…。



早く探さないとっ……!!!




校舎中走り回り何度も妃奈の名前を叫んだ。




だけど、妃奈が返事をする事は二度となかった。
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