禁断の契約論
ハッ。
「あれ…私いつのまに…」
目が覚めてあたりを見回す…。
空にはまだ綺麗な満月が浮かんでいた。
時計の針はもう午前3時を刺そうとしていた。
「私寝ちゃったんだ…」
ヒューーーー。
「あれ?窓開いてたっけ…?」
いきなり風が吹いたから反射的に窓の方へ身を寄せる。
でも、窓は開いていなかった。
「え…どういうこと?」
「朱花音…」
「!?」
いきなり名前を呼ばれて振り向くとそこには…