禁断の契約論


「安心しろ…後で妹の方もお姉さんと一緒に連れていってやる。」



「うーーーーっ?!」



「お姉ちゃんっっっ!!!」



「…言った…で…しょう…??朱花音は…私が…命に……か…えても…守るって……ぅっ。」



血を抜かれてる…!?
このままじゃお姉ちゃんが死んじゃう!!
そんなの…



「お前ブライトかっ?!?!やっと見つけた…ハハハハハハ」



お姉ちゃんの手に赤いリングが…。



「血の契約…成立だな。ハハハハハハ」



「お姉…ちゃん……」




私はそこで気を失った。
朝目が覚めた時、お姉ちゃんは…




その日は私にとって残酷な1日になった。
お姉ちゃんの最後の言葉が7年経った今でも頭から離れない。



【朱花音は私が守る…から。】
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