チビ王子とデカ姫


「おい!

千葉っ!」



止めに入ろうとする先公


俺は涼桜綺の
胸ぐらを掴んで
引き寄せた


「俺は軽い
気持ちで瑠花と
付き合っちゃいねぇ」

「だから?

ちょっとしたら
俺のせいで
別れるから」


「は?

意味分かんねぇ事
ぬかしてんな!」



「テメー等みたいな
馬鹿っぷるなんて
ライバルが出れば
すぐ別れんの!」


あぁ…そう言う事?


「ライバル?

はっ!!んなの
クソいるっつぅの!!

そのせいで
別れた事もある

だけど瑠花は
俺の事嫌いになんて
なんなかった

俺だって瑠花以上の
女なんて現れなかった

俺の中では女なんて
セックスして終りだった

でも瑠花は違った

瑠花は俺が
捨てても他の奴と
付き合わなかった

ずっと俺の事
思っててくれた

だから俺は瑠花を
ぜってーに離さねぇ」



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