チビ王子とデカ姫


「恵介ぇ…」


振り返る


「瑠花…」

「新しい彼女さん?」

「…ちげぇよ…

単なる遊び」




全然そんな事
思ってない…

でも
俺は鉚華も好きだから…

いや

好きだったから…



バチンッ!


「つぅっ!」


「恵介クンの馬鹿!

遊びだったんだ!
最低!


私は…

本気だったのに…」


「瑠花!」

階段に向かう瑠花


ドン!

「「きゃっ!」」


「危ない!」


瑠花はちゃんと前を
見ないで
暴走したから
鉚華に突進して
2人とも
階段の方へ倒れた



ガッシャン!


「…っ!恵介!」








< 32 / 138 >

この作品をシェア

pagetop