チビ王子とデカ姫
「恵介ぇ…」
振り返る
「瑠花…」
「新しい彼女さん?」
「…ちげぇよ…
単なる遊び」
嘘
全然そんな事
思ってない…
でも
俺は鉚華も好きだから…
いや
好きだったから…
バチンッ!
「つぅっ!」
「恵介クンの馬鹿!
遊びだったんだ!
最低!
私は…
本気だったのに…」
「瑠花!」
階段に向かう瑠花
ドン!
「「きゃっ!」」
「危ない!」
瑠花はちゃんと前を
見ないで
暴走したから
鉚華に突進して
2人とも
階段の方へ倒れた
ガッシャン!
「…っ!恵介!」