チビ王子とデカ姫
どっかなんて
選べねぇよ…
そんな事を考えてたら
俺は瑠花と鉚華を
抱えながら
階段から落ちた
「恵介!大丈夫!?」
「恵介クン!
死んじゃヤダよ!」
気が付いたら
俺は自分のベッドに
寝ていた
「恵!大丈夫?
頭とか痛くない?」
そう言って
俺に近付く鉚華
「瑠花は…?」
「瑠花チャンなら
家に帰したわ…」
「そっか…」
瑠花帰ったんだ…
「にしても
恵ったら5年前と
全然変わってない
って思ったら…
女遊びなんて
覚えちゃって…
恵を大人にしたのは
あたしなのに…
恵の事だから
激しそう♪」
ふふっ!
と笑う鉚華