チビ王子とデカ姫


俺は瑠花の部屋の
前に着いた


「ここ瑠花の
部屋だから…

お願いね?」


「あっ!はい!」



そう言って瑠花の
お姉さんは下に行った




「瑠花?」


「……誰?

お兄ちゃん?」


「違うケド…」


「じゃ蓮…?」


「違う…」


「誰?」


「俺…恵介」


「なんで…恵介クンが…」


「ごめん…俺…

瑠花との事
遊びとか言っちゃって…

そんな事ねぇから!
俺は瑠花の事
好きだ
愛してるから…

良かったら
俺の嫁になんない?」



よく考えたら
超ダサい告白

でもそん時は
そんだけを言うのが
大変だった


「恵介…クン…?

それって…」


「何度も言わねぇぞ!」

「私…
分かんないんだけど
恵介クンが
咲って人と話してる時
スゴい嫌だった…

恵介クンがクラスや
違う学年の女の子と
喋ってるの
見たくなかった

恵介クンが鉚華さんと
私に向ける反応が
違うの辛かった…

この気持ち…
なんなのかなぁ…

病気なのかもしれない…

胸がドキドキして
ギュッってなって
苦しかった…」


瑠花は
人を好きなった事が
無いらしい

その感情が
好きだって事に
気付いてない







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