チビ王子とデカ姫
「ねぇね!お姉ちゃん達
俺等と一緒に遊ばない?
楽しい遊び知ってるんだけどぉ♪」
「ごめんねぇ♪
私達
彼氏いるから!ねっ!」
「うっうん
カッコいい
彼氏がいるんで!」
「いーじゃん!
ちょっとだけ
付き合ってよ~!」
そう言って
瑠花の腕を触る
「おいっ!
テメー何勝手に人の女
ナンパしとんじゃ
ボケ!」
「あん?」
ナンパ野郎が
振り向く
「恵介…?」
「あ?
誰お前」
なんで俺の名前
知ってんだ?
「僕だよ僕っ!」
そう言って
かけていたグラサンを
取るナンパ野郎
「…………」
誰だよっ!
「けぇすけぇぇ!」
「おいっっ!
覚えてねぇの恵介!」
「うん…」
まったく誰か
分かりましぇん……
「じゃぁ…
けぇっち!」
けぇっち…?
俺の記憶が
フラッシュバックする
「愛!」
メグ!
「は?」
俺がいきなり叫んだから龍珠夢が聞き返した