チビ王子とデカ姫


「こいつの名前

伊東愛夢
イトウメグム

小学校が一緒だった」


そうあれは確か
小5の時だった…



●○●○●○●○●


「返してよぉ!」


普通に学校生活を
終わらせて家に帰る途中

公園から
今にも泣き出しそうな
声が聞こえた



「何やってんだ?」


ちょっとした
好奇心で公園を覗いた


「あっ…」


そこにいたのは
俺のクラスの男子だった


しかも俺の学校の
ジャイ○ン的存在の奴に
オタクの
の○太君的存在の奴が
イジメられていた


「おい!皆こいつの
ランドセルん中
変なノートとか
下敷きとか
筆箱が入ってるぜ!

そこの噴水の中に
突っ込んじゃえ!」


他にクラスメートが7~8人
混ざっての○太の服を
脱がしたりした


「あのさぁ…

止めたら?」


「誰だ!」


「千葉恵介だけど?

お前等さぁ…
これ先生とかに
見られたくなかったら
そいつイジメんの
止めたれよ」



そう言って
ケータイを見せる


「ヤベェ!

お前等!あいつの
ケータイ奪え!」


おー!


ってな感じで
俺に飛び掛かって来る
子分達




------30分後------


「気ぃすんだ?」


「…っ!」


見事俺の勝利




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