チビ王子とデカ姫
ピーンポーン
「あぁい」
「あたしぃ♪
優来(ユキ)」
「あぁ
今行く」
ドアを開けると
俺の彼女の優来がいた
背は俺よりちょっと
小さいくらい
顔は普通
ブスか可愛いかって
聞かれたら
可愛い方
二重のくりっとした
デカい目
ボブよりちょっと
長いくらいの
茶色い髪
「恵介は今日も帽子
かぶってるんだね!」
「あ?
マイブーム」
「じゃぁ今度の
恵介の誕生日には
帽子プレゼントでいい?」
「あーそっか
一週間後か…
んありがとうな!
でもあんま
高いのは買うなよ?」
「分かってるって!
恵介は優しいもんね?」
「あったりめぇだろ?」
「ふふっ!
恵介大好き♪」
ギュッ
優来が俺に抱き付く
こんな事
瑠花は絶対しねぇな
街中で手にぎんのも
ヤバいくらいだからな…
ってまたやっちまった
もぅ瑠花の事は
考えない