チビ王子とデカ姫
ピーンポーン
家のドアを開ける
「恵介ぇ♪」
ギュッ
優来が抱き付く
俺はぽんぽんと
頭を叩く
「えへへ~
恵介優しい♪」
ニッコニコで
俺を見る
チュッ
不意打ちのキスに
顔を赤く染める優来
「可愛い」
「恵介はカッコいい!」
「ありがと!
じゃぁ俺ん家行くか!」
電車で一時間ほどの所に引っ越した俺は
最近
母さんに会っていない
「ここ
俺ん家」
「わぁ!綺麗」
ピーンポーン
「はぁい」
人の声がして
ドアが開く
「え……」
「あ……」
何で
何で瑠花が俺ん家に
いんだよ…