2度と言えない“好き”を。 ~石川紀香の場合~
付き合って
初めて彼に出会ったのは、高2の秋。
彼は少し離れたところから私を見つめていた。
ただのクラスメイト。
成績、運動神経は共に普通。
でも、ノリがよくて明るくて、男女共に仲良く出来て…私とは正反対だったから…。
ないものねだりって言うのかな?
なんか、多分、そういうの。
表面上は全然興味ないふりしてた。
でも、心のどこかで、彼を羨ましいと思っていた。
その反面、正直、妬みみたいなものもあった。
どうして私にないものを、彼みたいな…何の取り柄もない奴がもってるの!?って…。
悔しかった。
でも、だんだん分かってきたの。
私のこういう人を見下してるようなところが、私から人が遠ざかる原因なんじゃないかって。
彼は少し離れたところから私を見つめていた。
ただのクラスメイト。
成績、運動神経は共に普通。
でも、ノリがよくて明るくて、男女共に仲良く出来て…私とは正反対だったから…。
ないものねだりって言うのかな?
なんか、多分、そういうの。
表面上は全然興味ないふりしてた。
でも、心のどこかで、彼を羨ましいと思っていた。
その反面、正直、妬みみたいなものもあった。
どうして私にないものを、彼みたいな…何の取り柄もない奴がもってるの!?って…。
悔しかった。
でも、だんだん分かってきたの。
私のこういう人を見下してるようなところが、私から人が遠ざかる原因なんじゃないかって。