恋に落ちたきっかけは
「早乙女、待て」
この低い声…ゆっくり振り向くとやはり後ろには黒崎部長。
どうしたんですか?、と聞いてみるが心当たりがありすぎる。
「どうしたんですかじゃねえ。早乙女が作った資料打ちミス何ヵ所もあんだけど、やり直し。」
お昼が程遠くなって行くことに対して重いため息がでる。
よし!もうこうなったら次はノーミスにしてやる!!
パソコンの電源を再びつけ資料を作り直した。
───カチッカチッ…タ…タン…。
「お、終わった~~~!!!」
時計を見るとすでに3時過ぎている。
早く黒崎部長にだしにいかなきゃ!!
黒崎部長の元へ走っていくと私を待っていたかのように資料を受け取りチェックする。
「よし、いいだろう。」