恋に落ちたきっかけは
「や、やったー!!!!」
「早乙女は元々できるんだから、落ち着いてしろよ?」
黒崎部長は私にそういった後フッと静かに笑った。
く、黒崎部長が笑うなんて、意外だ…。
「まだ、他に何かあるのか?」
「な、ないです!ないです!!」
笑ったと思ったら真顔になってるなぁと思いながら私のデスクに向かっているといきなり頭になにかが乗っかった。
「資料作成お疲れ!そんな早乙女にこれやるよ。」
そういって自分の腕を私の頭に乗せたのは木下 祐也(キノシタ ユウヤ)。私の同僚で、いかにもスポーツ大好き人間という好青年だ。