恋に落ちたきっかけは
「木下くんかー…びっくりした~」
はいこれ、といいながら渡してくるのはコンビニ袋。
袋のなかをみてみるとレモンティーとサンドイッチ、梅おにぎり、チョコレート。全部私が好きなものだ。
「昼飯まだだろ?それ、食べてよ」
「お腹ぺこぺこだったの!ありがとう~~~!!」
ごく普通にいうけど木下くんはとても優しい。
なぜかって?それはね、同い年の同僚がいなくて一人行動だったんだけど気づけばいつも隣にいて話しかけてくれたから。
おかげで分からないことも木下くんに聞くことができたし本当に感謝してる。
最初はやっぱり年上だからと思って木下さんって呼んでたけどね。木下さんはやめろって言われちゃった。最悪木下くんでいいから、って。
「木下くん!ありがとう!!今度夜ご飯奢るね!」
私は心の中でお礼をしながら遅めのお昼ご飯にした。