ゆるゆる学校生活
「ふざけるな!!正直言ってこの中で1番男の客を集められるのは森だ!!お前らじゃない!!」



おう、実行委員のムードメーカー君よ。


それはちと言い過ぎじゃないかね。


それに、私思いついちゃったんだよね。


元々このコスプレ喫茶、嫉妬深い智也先輩からは断固反対されてた。


でもこの方法だったら男は寄せ付けないし、女の人のお客さんをたくさん呼び込める、はず。



「ちょっと演劇部行ってくる」



ということで私はカツラ、もといウィッグを借りに演劇部の部室を訪ねた。


ちょうど今は放課後だったので部活の真っ最中だったようだ。


部長さんに理由を話すと快く貸してくれた。優しい。


再び廊下を全力疾走し、教室へ戻り、衣装を身に纏う。

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