ゆるゆる学校生活
「っちょっ、どうしたそれ」



「んーっ綺麗な女の人以外は帰ってほしいなぁ……」



「いやいや!仮にもお客さんにそんなこと言っちゃダメでしょ!」



非常に面倒臭い。


勢い余って抱きついてくる客よりもタチが悪い。


ここはさっさとお引き取り願おう。



「あのね!お兄さん達にはこれを頼んでほしいの!僕のおすすめ!」



「ん?……帰るぞ雄大」



「うん、これはないな」



「ダメだよ!席についたならちゃんと頼まないと!綺麗なお姉さんにはこれがおすすめだよ!」



「じゃあこれにするね!」



智也先輩達には青汁、杏さんにはカプチーノを勧めた。


2人は帰ろうとしていたが、私がそんなの許さないよ。



「じゃあごゆっくり!」



「ちょっ!待て!」



智也先輩の制止の声を無視し、女装男子とバトンタッチ。


と、これで私の仕事は終わりということなので。

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