ゆるゆる学校生活
「か弱い女の子に手を出す男はモテないよ?その中身のない脳に叩き込んどきな、雑魚が」



それだけ言い残して再び集合場所へ向かう。


さっきの光景を見たであろう人達が私を指差してヒソヒソと何かを話しているが、これも割とよくあることなので気にしない。


少し歩いて着いたのはお化け屋敷をやっている教室。


そこで色々な食べ物を持っている智也先輩と荷物持ちの雄大さん、そしてお美しい杏さんと合流した。



「何その量、買いすぎじゃない?」



「なんか買ってくれた」



「いや違うでしょ?買わせたんでしょ?」



雄大さんの言葉を信じるならば、ナンパでもしてきた人達に買わせたんだろう。


買わせるだけ買わせてポイなんて性格の悪い男だ。

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