ゆるゆる学校生活
「この人達は柔道部よ。あなたも多少護身術は使えるみたいだけど柔道部には敵わないでしょ?」



その通りだ。


私は器用貧乏なので柔道部には勝てない。


ましてやこんなでかい強そうな人達に。



「ま、せいぜい頑張んなさい」



そう言ってさだ子は子分を引き連れて去っていった。


さて、どうしようかなぁ……


これはまずいよね。


事実ベンチに押し倒されて、1人は馬乗り、1人は手を固定、もう1人は足を固定して動きを封じてるんだもん。


せめて顔を近づけてくれれば頭突き出来るんだけど……


だけど相手はちゃんと私のことを調べていたみたいだ。

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