呪われ姫と強運の髭騎士
生誕祭とデビューと喧嘩と再会と
(1)
生誕祭当日――
空は雲一つない晴天で、パトリス王の誕生の日を祝っているように青い。
昼前にお祝いの大砲が鳴り、祭典が始まった。
前日に王宮入りをしていたソニアとクリスは、事前に個々に割り当てられた部屋にいた。
王も今日から三日間行う祭典のために、自分の誕生日なのにいつも以上に忙しい。
なので親しい仲のソニアとて、個人的な面会は出来ずにいた。
空は雲一つない晴天で、パトリス王の誕生の日を祝っているように青い。
昼前にお祝いの大砲が鳴り、祭典が始まった。
前日に王宮入りをしていたソニアとクリスは、事前に個々に割り当てられた部屋にいた。
王も今日から三日間行う祭典のために、自分の誕生日なのにいつも以上に忙しい。
なので親しい仲のソニアとて、個人的な面会は出来ずにいた。