呪われ姫と強運の髭騎士
(3)
王妃を介抱し、ソニアとクリスは急ぎクレア城に向かった。
パトリス王が援軍を、と手配をしようとしたが断った。
相手は人ではない。
生きている者でもない。
どんなに腕が立つ者でも、敵わない気がしたからだ。
「中央教会に連絡して、祈りを行ってもらう位でしょうか?」
クリスはそうパトリス王に伝え、身軽な格好に着替えたソニアを連れて馬車に乗り込んだ。
布にくるまれた剣を手に。
パトリス王が援軍を、と手配をしようとしたが断った。
相手は人ではない。
生きている者でもない。
どんなに腕が立つ者でも、敵わない気がしたからだ。
「中央教会に連絡して、祈りを行ってもらう位でしょうか?」
クリスはそうパトリス王に伝え、身軽な格好に着替えたソニアを連れて馬車に乗り込んだ。
布にくるまれた剣を手に。