呪われ姫と強運の髭騎士
「恋する男性は、出来れば包容力のあるお方が良いわあ――クリスフォード様のような!」
「クリス様のお友達なら、パメラのお目にかなうお方がいらっしゃるかも知れないわ」
パメラはクリスの名を出した時の、ソニアの一瞬だけ見せた表情を見逃さなかった。
「クリスフォード様とは、あれ以来お会いしていないの?」
ええ、とソニアは寂しげに微笑んだ。
「でも、お手紙のやり取りはしているの。三日と空けずに返して頂いてるし、一緒に可愛らしい贈り物も送って下さるから……好意はあると思ってる」
「クリス様は本当にソニアのこと、何も思っていないのかしら?」
婚約者のふりをし、ファーンズや悪魔の目を誤魔化して、実際の被害がソニアにいかないよう仕向けてくれたクリス。
そして、庇いながら呪いに力を貸す悪魔の正体を突き止めて、共に戦ってくれた。
「クリス様のお友達なら、パメラのお目にかなうお方がいらっしゃるかも知れないわ」
パメラはクリスの名を出した時の、ソニアの一瞬だけ見せた表情を見逃さなかった。
「クリスフォード様とは、あれ以来お会いしていないの?」
ええ、とソニアは寂しげに微笑んだ。
「でも、お手紙のやり取りはしているの。三日と空けずに返して頂いてるし、一緒に可愛らしい贈り物も送って下さるから……好意はあると思ってる」
「クリス様は本当にソニアのこと、何も思っていないのかしら?」
婚約者のふりをし、ファーンズや悪魔の目を誤魔化して、実際の被害がソニアにいかないよう仕向けてくれたクリス。
そして、庇いながら呪いに力を貸す悪魔の正体を突き止めて、共に戦ってくれた。