呪われ姫と強運の髭騎士
従者はゆっくり進む馬車から飛び降りると、手綱をひく仲間の所に移っていった。

しばらく、そっとしておこう。
 
次のパレード場所まで時間はたっぷりあるから。

 
ガタコトと、音を立てながら馬車は進んでいく。
 
ほんの少し、二人を乗せた馬車の揺れに気を付けてクレア城へ向かっていった。


 
それから二人はどうなったかと?
 
それは、ありきたりだけど、一番皆さんが望むもの。

 

――そういうことです。
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