呪われ姫と強運の髭騎士
◇◇◇◇
それからは、クレア城までの道のりはとても楽しいものとなった。
クリスはソニアより長く生きているだけあってか、経験談が豊富だ。
それに詩や歌にも精通していて、楽しい歌や悲しい歌、恋の詩。様々な物語に王宮での話や騎士の話。
とにかく幅広く多彩な方面で精通していて、しかも惹き付ける話し方をする。
ソニアは、次から次へとおねだりをしては自分からもどんどん質問をしたり、話題を返したり、たまには討論したりと尽きることなく会話をして――気が付いたら実家のクレア城に到着していた。
カクン、と馬車が弾みをつけて止まり、何事かと窓から外を眺めたら懐かしい我が家だったのだ。
「――これは……?」
それからは、クレア城までの道のりはとても楽しいものとなった。
クリスはソニアより長く生きているだけあってか、経験談が豊富だ。
それに詩や歌にも精通していて、楽しい歌や悲しい歌、恋の詩。様々な物語に王宮での話や騎士の話。
とにかく幅広く多彩な方面で精通していて、しかも惹き付ける話し方をする。
ソニアは、次から次へとおねだりをしては自分からもどんどん質問をしたり、話題を返したり、たまには討論したりと尽きることなく会話をして――気が付いたら実家のクレア城に到着していた。
カクン、と馬車が弾みをつけて止まり、何事かと窓から外を眺めたら懐かしい我が家だったのだ。
「――これは……?」