シトラス。
そこには、ぐちゃぐちゃの生ゴミがこんもりと積まれていた。
どくんっと心臓が脈打つと、背筋が凍るような感覚が襲ってきた。
「…私がトイレ行ってた間にこんなふうになってたの。私、ゴミ袋とってくる!!」
ひよりが周りに睨みをきかせながら走っていった。
私は動けずにいた。
まさかこんなマンガみたいな事あるなんて…。
周りを見てみると、みんな俯いていた。
中にはくすくす笑ってるやつまでいた。
「……どうして、こんなこと…」
恐怖…というか、ムカつきが次々と溢れるように満ちていく。