シトラス。


「何を裏でやってるか知らないけどさ……」






私はこんなことされたのは初めてで、とても怖いはずなのに、なぜか頭は冷静だった。






「バッカみたい。こんなことにしか頭使えないなんて、可哀想にね…」





周りに笑いかける。






「私は二次元がある限り、こんなことでミリも挫ける気はないから!!」







見たか!!!私の2次元愛!!!!!







周りを得意げに見渡すと、廊下の端であの「目立つ子」のグループが恨めしそうにこちらを睨んでいるのが見えた。






あいつらか…。懲りないな。










あー、二次元サイコー。これだから3次元は…。
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