こんなにも君が好き
その気持ちを理性で抑えこんで

彩香と歩き出す。

「どーする? 家帰ってから行く?」

こんなことを聞くだけで

やばい!

心臓がもたん!


そんな俺をよそに、彩香は、

「んー、そうだね。着替えたいし。直人は、それでいい?」

名前を呼ばれただけなのに、

めっちゃ嬉しい。

「あ、うん。俺もそれがいい。」

平静を装ってそう応えた。
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