こんなにも君が好き
.....暑い。

暑すぎる。

苦しいくらい。


「じゃあ、私、こっちだから。」

そう言って直人に背を向けて歩きだそうとしたら

「彩香、あのさ!」

その声に立ち止まる。

振り向くと、

直人が苦しそうな顔で私を見てた。

次の言葉を黙って待つ。


ようやく直人が口を開いた。


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