こんなにも君が好き
家を出る人たちは、

みんな誰かに必要とされていて、

キラキラして見える。

そんな人たちと自分を比べてしまいそうで、

外に出たくなかった。


こんなやつ、彼氏に捨てられて当たり前だ。


直人のことを忘れようとしているのに、

直人からのLINEを待っている自分が心底嫌いだった。


自業自得。

そんなことはわかってたけど、

直人が頭から離れない。
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