こんなにも君が好き
結局、何にも話せなかった...

別れ際、何となく目が合う。

でも、ふたりとも今度は逸らさなかった。


「あ、あの、リレー、頑張ってね。」

「あ、うん。ありがとう。」

「じゃあね。」


ちょっとだけど、

ちゃんと会話になってたかな。

まだドキドキしている胸を抑えて、

歩き出した。
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