こんなにも君が好き
「だから、ありがとね。」

彩香はちょっと笑った。

そして、また真剣な顔に戻って口を開いた、

そのとき。

「クラス対抗リレーに出場する1年の中村直人君、

招集時間ですので、至急、招集所まで来てください。」


、、、くそっ

彩香とせっかく喋ってたのに。


「ごめんね、引き止めて。行ってらっしゃい。頑張ってね。」

彩香はそう言ってテントに戻って行った。

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