婚約指輪
そう言って出て行く悠の背中を思わず追いかけた。
「あの、おめでとう。あと、里乃によろしく。」
それだけ言うと急いで仕事に戻った。
涙をこらえるだけで精一杯だった。
こんな想い、もうとっくに忘れたと思ってたのに。
振られたのに。
なのに、なんで私の店に......!
大好きなふたりをちゃんと祝えない。
神様はいじわるだ。
「あの、おめでとう。あと、里乃によろしく。」
それだけ言うと急いで仕事に戻った。
涙をこらえるだけで精一杯だった。
こんな想い、もうとっくに忘れたと思ってたのに。
振られたのに。
なのに、なんで私の店に......!
大好きなふたりをちゃんと祝えない。
神様はいじわるだ。