生きている意味が、分からない。
ぴゅ、ぴゅ、と、臍の穴から血が吹き出す。


臍の周りも酷く出血している。


又もや涙が溢れてくる。


何時間経っただろうか、いや、何日かもしれない。


手も手汗でふやけていて、臍は抉(えぐ)られている。


それでもあたしはまだ、生きていた。


「ふっ...、きっ、キヒヒヒヒヒヒッ...!」


自嘲で笑った。


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