見えないなら繋いで
「じゃあとりあえず連絡先交換しとく?」
「え?」
「神月さん俺の連絡先知ってるの?」
「し、知らないです」
「ふ、何で敬語なの」
あ、真壁くんが笑った。
それだけで胸がきゅうってなる。
今何が起こってるの。
パニックで頭が追い付かない。
「はい、登録しといて」
「…ありがとう」
「いーえ。じゃ、おれこっちだから」
「うん、ばいばい」
「ばいばい。あ、これありがと」
歩きながら真壁くんがチョコレートの箱をひらひらと振っていた。
なにこれなにこれ。
え、真壁くん、彼氏?彼氏になったの?
てことは、私、真壁くんの…彼女になったの?
「彼氏」「彼女」という単語にどうにも恥ずかしくなって道端にしゃがみこんだ。
「こんなの…予想外だよっ」
なにもしなくても顔がにやけそうでぎゅっと目を瞑った。
「え?」
「神月さん俺の連絡先知ってるの?」
「し、知らないです」
「ふ、何で敬語なの」
あ、真壁くんが笑った。
それだけで胸がきゅうってなる。
今何が起こってるの。
パニックで頭が追い付かない。
「はい、登録しといて」
「…ありがとう」
「いーえ。じゃ、おれこっちだから」
「うん、ばいばい」
「ばいばい。あ、これありがと」
歩きながら真壁くんがチョコレートの箱をひらひらと振っていた。
なにこれなにこれ。
え、真壁くん、彼氏?彼氏になったの?
てことは、私、真壁くんの…彼女になったの?
「彼氏」「彼女」という単語にどうにも恥ずかしくなって道端にしゃがみこんだ。
「こんなの…予想外だよっ」
なにもしなくても顔がにやけそうでぎゅっと目を瞑った。