【番外編】社長とTOKYOに恋してる!2人のその後のストーリー
「奈々?メリークリスマス。」
「湊、メリークリスマス。」
「奈々、何してる?」
「ふふ、何してると思う?」
「当てようか、結花ちゃんとさみしくクリスマスのご飯の相談。」
奈々はむっとすると、
「何、その言い方。ナンパされた男の子と一緒かもよ。」
「へえ。そう。後ろに聞こえるの何?」
「あー、路上でクリスマスライブやってる。」
「ワムのラストクリスマスか。」
湊は言った。
「湊は元気?」
「忙しいけど、元気だよ?奈々は?」
「すごい、元気だよ。」
奈々は、久しぶりに聞いた湊の声に、涙が落ちそうになり、上を向いた。
その時、
「嘘つき。」
その声を耳からと、後ろから聞いた気がすると、何かで目を塞がれ、視界がなくなった。
「ただいま。」
と言う声と同時に、目を塞いでいた手は、確かに、後ろから奈々を抱きしめた。
奈々の目からは、今度こそ涙が溢れた。
振り向いて、奈々が抱きつくと、バサッと下に大きな真っ赤なバラの花束が落ちた。
それでも、湊は奈々を抱きしめた。
周りには、人が集まっていたが、奈々は全く気付いていなかった。
「何かの撮影?」
そんな声が聞こえた。
「なーな、もういい?」
同じく真っ赤なバラの花束を持った、結花とアレックスが立っていた。
「2人で、一緒に花束買ったの?」
奈々は、泣き笑いで2人に聞いた。
「俺は、後でいいって言ったんだけど、アレックスが…。」
湊は、周りを見て言った。
「湊、クリスマスだよ!目立たなきゃ。ほら目立ってる!ねっ、結花。」
と、アレックスは結花の腰に手をまわすと、頬にキスをした。
大きな花束を持った綺麗な2人と、モデルのような男性2人、そして、1人は金髪にブルーの瞳、目立たないわけがなかった。
「じゃあ、行こうか。」
湊とアレックスは言った。
「どこへ?」
「クリスマスイブだよ!楽しまなきゃ。」
アレックスは笑って言った。
たくさんの人の注目を集めながら、キラキラした街を奈々は歩いていた。
さっきまでの、さみしい気持ちは嘘のように消えていた。
そして、4人が向かった先には、一台のリムジンが止まっていた。
「さあ、お嬢様方、ディナーへ行きましょう。」
アレックスはおどけて言った。
「湊、メリークリスマス。」
「奈々、何してる?」
「ふふ、何してると思う?」
「当てようか、結花ちゃんとさみしくクリスマスのご飯の相談。」
奈々はむっとすると、
「何、その言い方。ナンパされた男の子と一緒かもよ。」
「へえ。そう。後ろに聞こえるの何?」
「あー、路上でクリスマスライブやってる。」
「ワムのラストクリスマスか。」
湊は言った。
「湊は元気?」
「忙しいけど、元気だよ?奈々は?」
「すごい、元気だよ。」
奈々は、久しぶりに聞いた湊の声に、涙が落ちそうになり、上を向いた。
その時、
「嘘つき。」
その声を耳からと、後ろから聞いた気がすると、何かで目を塞がれ、視界がなくなった。
「ただいま。」
と言う声と同時に、目を塞いでいた手は、確かに、後ろから奈々を抱きしめた。
奈々の目からは、今度こそ涙が溢れた。
振り向いて、奈々が抱きつくと、バサッと下に大きな真っ赤なバラの花束が落ちた。
それでも、湊は奈々を抱きしめた。
周りには、人が集まっていたが、奈々は全く気付いていなかった。
「何かの撮影?」
そんな声が聞こえた。
「なーな、もういい?」
同じく真っ赤なバラの花束を持った、結花とアレックスが立っていた。
「2人で、一緒に花束買ったの?」
奈々は、泣き笑いで2人に聞いた。
「俺は、後でいいって言ったんだけど、アレックスが…。」
湊は、周りを見て言った。
「湊、クリスマスだよ!目立たなきゃ。ほら目立ってる!ねっ、結花。」
と、アレックスは結花の腰に手をまわすと、頬にキスをした。
大きな花束を持った綺麗な2人と、モデルのような男性2人、そして、1人は金髪にブルーの瞳、目立たないわけがなかった。
「じゃあ、行こうか。」
湊とアレックスは言った。
「どこへ?」
「クリスマスイブだよ!楽しまなきゃ。」
アレックスは笑って言った。
たくさんの人の注目を集めながら、キラキラした街を奈々は歩いていた。
さっきまでの、さみしい気持ちは嘘のように消えていた。
そして、4人が向かった先には、一台のリムジンが止まっていた。
「さあ、お嬢様方、ディナーへ行きましょう。」
アレックスはおどけて言った。