【番外編】社長とTOKYOに恋してる!2人のその後のストーリー
「うわー!すごい!湊、下のイルミネーション綺麗!そして、東京タワー!すごい!」
電気も点けずに、部屋に入るなり、奈々はいつものように、前面に広がる窓の外を眺めた。

「ホント、奈々は好きだな。」
湊は笑うと、
「ただいま。」
と言うと、奈々を後ろから抱きしめた。
「おかえりなさい。」
「ホント、元気だった?寂しくなかった?」

奈々は軽く睨むと、
「寂しかったに決まってるじゃない。帰ってくるなら連絡くれればよかったのに。」
湊は微笑むと、
「確実に帰れる保証はなかったから。でも、なんとかクリスマスに間に合った。あー、久しぶりの奈々だ。」
と、抱きしめる腕に力を込めた。

【ピンポーン】と呼鈴がなった。

湊は、奈々を離すと、
「待ってて。」
というと、出て行った。
そして、
「奈々、目をつぶって。」
奈々は笑いながら
「何?」
と行って、目をつぶった。

「いいよ。」
湊に言われて、奈々は目をあけた。
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