【番外編】社長とTOKYOに恋してる!2人のその後のストーリー
そういうと、奈々をベッドに座らせると、キスで唇を塞いだまま、押し倒した。
「ちょっとだけ充電させて。」
それだけ言うと、また激しく唇を奪った。
「…っん、…ふっ…。」
奈々も応えるように、湊の首に腕を回した。

何度もキスを繰り返した後、湊は、回された腕を外すと片手で、奈々の両腕を拘束すると、奈々の頭上のシーツに沈めた。
もう一方の手で、長い奈々の髪をかき上げ、現れた耳を軽く噛んだ。
そして、耳、首、鎖骨とキスを落とし、奈々のワンピースのファスナーに手をかけ、素肌に触れた。そして、奈々の白い肌が晒された。

キスは徐々に熱を帯びていき、体のありとあらゆるところに落とされた。
そして湊は下から奈々を見上げ微笑んだ。その視線に奈々はドキッとした。

やがて手が、太ももを撫で、湿った場所へと移動した時には、もう何も考えられなくなっていた。
「…っん。…あっ…」
奈々の発する甘美な声に煽られ、湊もシャツを脱ぎ捨てると、奈々を見下ろし、

「久しぶりだから、もう限界…」

と言うと、奈々の口をキスで塞ぐと、急くように体を重ねた。



奈々は、しばらく湊の腕の中で、気持ちよさそうな寝顔をみていた。
(- 疲れてるよね。ゆっくり休んで。)
心の中でいうと、唇にそっとキスを落とし、腕をそっと退かすと、ベッドから出た。

そして、シャワーを浴び、着替えて、湊が起きるまで、のんびりと、本を読んでいた。

ガチャとドアが開いた音がした。
「悪い。寝てたな…。」
少し気だるそうに、バスローブ姿の湊は起きてきた。
「おはよ。」
奈々は、本を横に置くと、湊を見た。
(- ホント、変な色気があるな。)
「シャワー浴びて、すぐに準備するな。昼飯遅くなっちゃったな。」

「いいよ。大丈夫。」

奈々は、湊の準備ができるまで、また、本に目を落とした。

しばらくして、
「お待たせ。行こうか。」
二人で、専用エレベーターで1Fまで降りて、ビルから出た。
過ごしやすい、気候の中、のんびり本屋へと歩いていた。
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