Good-Bye my child
しばらくした後、2人で晩御飯を食べに行った。
その間も話は尽きなかった。
晩御飯を食べたあと、またホテルに戻った。
お風呂に入って、2人でゆっくりしていた時、改めて洸輝に交際を申し込まれた。
「メールでもLINEでも言ったけど、直接言わせて。」
「うん、なあに?」
「改めて、俺と結婚を前提に付き合ってほしい。」
「本当に私でいいの?前にも言ったけど独占欲ほんとに強いから嫉妬も束縛もするよ?そんな私でいいの?」
「前にも言ったやろ、いいって。そんな閃香がいいんだ。」
洸輝に抱きしめられながら、私は嬉し涙を流した。
「不束ものですが、よろしくお願いします。」
そう、返事をした。
この先、幸せな未来が待っているんだと、この時は信じていた。
洸輝とならどんなに辛い事でも乗り越えられる。
本気でそう思っていた。
その日は、洸輝に抱きしめられながら寝た。
幸せな夢を見ながら、眠ることが出来た。