Good-Bye my child
洸輝が、アクセサリーショップで、シュシュを買ってくれた。
「これ、閃香に似合うと思う。俺の好きな水色だし!」
「洸輝、ありがと!凄く嬉しい!毎日使うね!」
私の帰る時間がきてしまった。
離れ難かった。洸輝は、東京駅まで付いてきてくれた。
泣きそうだった。
もう、会えないわけじゃないのに、2ヶ月後からは会おうと思えば会える距離になるのに、それでも一時でも離れたくないって思った。
洸輝は、そんな私の気持ちが解ったのか、周りに人が居たけど抱きしめてくれた。
「またね、閃香。」
バイバイじゃなくて、またねって言ってくれた。
「うん、また。来月お休みとって来るよ。」
そう言って、お互いに顔を見合わせた。
周りに人が居たけど、どちらからともなく、そのままキスをした。