Good-Bye my child
洸輝と付き合い始めてからは、毎日が楽しかった。
その頃SNSで流行っていたペア画にしたり、メアドをお揃いにしたりもした。
LINEだけじゃ飽き足らず、メールも交換した。
スマホのホーム画面までも、お揃いにしていた。
それくらい、私と洸輝はラブラブだった。
メールやLINEのやりとりの中で、改めて交際を申し込まれた。
「ここまで好きになったのは閃香が初めて、改めて結婚を前提に僕と付き合ってください」
嬉しくて、涙が出た。
でも、私には一つだけ気がかりなことがあった。
私の性格だ。
だから私は聞いた。この性格を受け入れてくれる人じゃないとダメだから。
「私、独占欲強いから嫉妬も束縛もするよ?それでもいいの?」
洸輝は、あっさり了承した
「大丈夫!もちろんいいよ、だって嫉妬や束縛は愛情の裏返しだし、俺は嬉しい。」
それを聞いた私は、もう迷わなかった。
即、OKの返事をした。
「可愛いウェディングドレス着せてあげるからね!」
「約束だよ?」
そこからは、楽しい将来の話をたくさんした。
「俺、子供の名前は中学生の時から決めてるんだ、絶対そらって名前にする」
「いい名前だね、ペットとかも欲しいなー犬と猫両方!」
「なら一軒家じゃなきゃね、頑張って働いてお金貯める!」
話は尽きなかった、幸せな未来に思いを馳せていた。
「早く、洸輝に会いたいな、会ってもっといろんなこと話したい」
「俺もだよ、早く閃香に会いたい」
近いうちに会える、そう信じて私と洸輝は、遠距離恋愛をしていた。
遠距離でも、毎日が幸せだった。