君は僕のもの
彼の独占欲
…愛梨Side
「…あっ!!
愛梨ちゃん奇遇だねっ、おはよう!」
下駄箱に靴を入れてから下駄箱の中にある自分の上履きを出そうとした時、
突然あたしの真横からそんな声が聞こえてきた。
そしてその顔を見なくても、それが誰だか分かった。
「あ…英二先…「話し掛けるな」」
英二先輩に『おはようございます』と、言おうとした時、あたしの後ろからぶっきら棒に不機嫌そうな声がした。
こちらも顔を見なくても、分かりすぎるくらい分かる。
「…矢上くん?そんな愛想悪いと、愛梨ちゃんが離れてくよっ??」
まるで樹を小馬鹿にしたように、
ニヤリと笑って樹にそんなことを言う。
「離れないし、離さねぇよ…
だから…、さようなら、先輩?」
二人の間に火花が散ったように思えたのは…、あたしだけ?
樹は強気な態度でそう言うと、あたしの腕を引いて歩いて行く。
「…ねっ!?…英二先輩だって…一応、年上なんだしっ」
あたし自身、言っている意味が分からないけど、
とにかく、年上には敬語を使った方がいい、…と言いたいんだろう。
「関係ないよ…、あんな下心丸出しな男
つか、お前もさ…
あんまり心配させないで?」
樹はムッとした表情と少し複雑な表情で言うと、そのまま教室の中に入っていった。
「…あっ!!
愛梨ちゃん奇遇だねっ、おはよう!」
下駄箱に靴を入れてから下駄箱の中にある自分の上履きを出そうとした時、
突然あたしの真横からそんな声が聞こえてきた。
そしてその顔を見なくても、それが誰だか分かった。
「あ…英二先…「話し掛けるな」」
英二先輩に『おはようございます』と、言おうとした時、あたしの後ろからぶっきら棒に不機嫌そうな声がした。
こちらも顔を見なくても、分かりすぎるくらい分かる。
「…矢上くん?そんな愛想悪いと、愛梨ちゃんが離れてくよっ??」
まるで樹を小馬鹿にしたように、
ニヤリと笑って樹にそんなことを言う。
「離れないし、離さねぇよ…
だから…、さようなら、先輩?」
二人の間に火花が散ったように思えたのは…、あたしだけ?
樹は強気な態度でそう言うと、あたしの腕を引いて歩いて行く。
「…ねっ!?…英二先輩だって…一応、年上なんだしっ」
あたし自身、言っている意味が分からないけど、
とにかく、年上には敬語を使った方がいい、…と言いたいんだろう。
「関係ないよ…、あんな下心丸出しな男
つか、お前もさ…
あんまり心配させないで?」
樹はムッとした表情と少し複雑な表情で言うと、そのまま教室の中に入っていった。