君は僕のもの
…愛梨Side
「…俺、許してないからね」
いつものように笑顔で樹はそう言うと、そのままあたしの腕を掴んで自分の方へ引き寄せた。
「えっ…?!」
突然、腕を引かれて少しよろめく、
でも気が付けばあたしの目の前には、…というよりはすぐ間近には樹の顔があって。
「…樹?…ちょっと、近…い、かなぁ?」
二重で猫目の大きな樹の目に、思わず吸い込まれてしまいそうになる…。
「愛梨…っ……」
急に耳元でそう囁かれて、わずかに樹の息がかかる。
「…んっ…!」
「耳、弱いの?愛梨は」
クスクスと笑いながら樹の右手が伸びてあたしの髪を耳に掛ける、…そしてその右手は少しずつあたしの胸元へ下がって、
「…ダメっ!!
誰か来たらどうすんのーっ」
あたしは急にそんな不安に襲われるとそんなことを口にしてジタバタしながらそのまま逃げようとする。
…だってヤバいよぉ!!
椅子に座った樹の膝に座ってるあたし。
向かい合ってて、…こんなの良くない!!!
なんて…、
あたし的にそんな考えが頭に浮かぶ。
「…俺、許してないからね」
いつものように笑顔で樹はそう言うと、そのままあたしの腕を掴んで自分の方へ引き寄せた。
「えっ…?!」
突然、腕を引かれて少しよろめく、
でも気が付けばあたしの目の前には、…というよりはすぐ間近には樹の顔があって。
「…樹?…ちょっと、近…い、かなぁ?」
二重で猫目の大きな樹の目に、思わず吸い込まれてしまいそうになる…。
「愛梨…っ……」
急に耳元でそう囁かれて、わずかに樹の息がかかる。
「…んっ…!」
「耳、弱いの?愛梨は」
クスクスと笑いながら樹の右手が伸びてあたしの髪を耳に掛ける、…そしてその右手は少しずつあたしの胸元へ下がって、
「…ダメっ!!
誰か来たらどうすんのーっ」
あたしは急にそんな不安に襲われるとそんなことを口にしてジタバタしながらそのまま逃げようとする。
…だってヤバいよぉ!!
椅子に座った樹の膝に座ってるあたし。
向かい合ってて、…こんなの良くない!!!
なんて…、
あたし的にそんな考えが頭に浮かぶ。