君は僕のもの
そのスカートの中に入った樹の手は少しずつあたしを犯し始めて…
少しの時間も経てば、もうその樹の手によってあたしは快楽の中へと落ちていってしまった。
「…っ…ん……い、いつきぃっ…!」
声を押し殺してそう言うと、樹もニヤリと笑って、
「なに…?」
余裕な表情。
「…あたし…、もうっ…ん…っ……」
初めて味わうこの感覚に、もうどうしていいのかも分からなくて…。
自然と涙が溢れてしまう。
っ…。
このままだと変になっちゃう…
…そう思った時、
「帰るか…っ」
樹は動かしていた手を止めて、そのままあたしのことを抱きかかえると、そのまま自分の膝からゆっくりと下ろした。
「……っ…?」
急にあたしの頭は機能し出して、考えれば考えるほど頭の中が熱くなって、…気付けばあたしの顔自体が熱くなっていた。
「何その顔、…物足りない?」
クスッと笑いながらそんなことを言う樹に、あたしは恥ずかしくなってしまう。