君は僕のもの
…愛梨Side
自分で言うのもおかしいかも知れないけど…。
ヤる宣言をされたのにも関わらず、樹はあたしに手を出してこない。
もうかれこれ付き合って三ヶ月も経つしさ、やっぱそれなりに心配になる…、何を?な、なんて聞かないでよね…っ!
やっぱりとりあえず?美菜にそのことを相談したら…、
『でもさぁーっ!
そんなこと言っておいて何もしてこないって…、何なんだろ?』
…なんて、さすがの美菜もお困りの様子。
そこで美菜が提案した、『夏休み、泊で矢上を誘惑して大人の女になろう!』…という長い企画を実行するために、海に来たわけで。
こないだもあたしの家に来た時も頬にそっとキスしただけで帰っちゃうし、…唇にキスをしてほしかった。
なんてそんなこと、言えるはずもなく。
「…って、お前聞いてんの?」
気が付けば目の前には樹のドアップ。
「え、あっ!!…聞いてます!」
あたふたしながらあたしがそう言うと、クスクスと樹は笑いだす。
「何か…、挙動不審」
そう言われて少しあたしも笑う。
…駄目だ、あたしは変態?
変な事しか考えられないよぉ。
だって…、ベッド一つだけだよ?
そんなことを思っていると、ドアが開く。
自分で言うのもおかしいかも知れないけど…。
ヤる宣言をされたのにも関わらず、樹はあたしに手を出してこない。
もうかれこれ付き合って三ヶ月も経つしさ、やっぱそれなりに心配になる…、何を?な、なんて聞かないでよね…っ!
やっぱりとりあえず?美菜にそのことを相談したら…、
『でもさぁーっ!
そんなこと言っておいて何もしてこないって…、何なんだろ?』
…なんて、さすがの美菜もお困りの様子。
そこで美菜が提案した、『夏休み、泊で矢上を誘惑して大人の女になろう!』…という長い企画を実行するために、海に来たわけで。
こないだもあたしの家に来た時も頬にそっとキスしただけで帰っちゃうし、…唇にキスをしてほしかった。
なんてそんなこと、言えるはずもなく。
「…って、お前聞いてんの?」
気が付けば目の前には樹のドアップ。
「え、あっ!!…聞いてます!」
あたふたしながらあたしがそう言うと、クスクスと樹は笑いだす。
「何か…、挙動不審」
そう言われて少しあたしも笑う。
…駄目だ、あたしは変態?
変な事しか考えられないよぉ。
だって…、ベッド一つだけだよ?
そんなことを思っていると、ドアが開く。