君は僕のもの




とにかく今はこの状況をどうにかしなきゃと、

片手で愛梨の腕を押さえ付ける。



「んっ…、

…痛いよぉ、樹…」


すると甘ったるいような声でそう言うと、俺の目を見つめてくる。




何で今日は、こんな色っぽいわけ?


すると思わずその押さえ付けていた腕を離してしまう。




…あ、


「…樹っ」


愛梨は俺の服のボタンを外すと、

胸板に唇で触れた。




え、?



そうすれば愛梨の舌がスーッと上から下へ、

線をなぞるように。




「…っ!?」



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