君は僕のもの
…愛梨Side
みんなで準備を始めてから、少しだけ経った頃…、
重そうな薪を一人で抱えている翔太くんが目に止まった。
「…ちょっ、誰か誰か…
あ、愛ちゃん!手伝ってよ!!お願いっ」
「あ、うんっ!いいよ」
目があった瞬間にそう言われると、あたしは急いで返事をして翔太くんの元へと駆け寄った。
「大丈夫!?
…ほらっ、半分あたしが持つから」
あたしはそう言うと、翔太くんの手元から半分ほどの薪を受け取った。
「あ、ごめんね、
…本当ありがと、愛ちゃん」
「いえいえ」
笑いながらそう返事をする。
…きっと美菜のことだから、
翔太くんに何でもやらせてんだろうな、可哀想に…。
「そういえばさ…っ!
樹と最近はどんな感じっ?」
ニコッと笑いながらそう聞かれる。
「…どうって、何にもないけど?
あ、薪ここでいいんだよね?」
持っていた薪を下ろして、翔太くんの顔を覗きこんだ。
どうって聞かれても…ねぇ。
「そうそう、そこー、…ありがとっ!
…で、マジ何もないわけ?そりゃ~、あり得ないでしょ?』
翔太くんも同じように薪を地面に置くと、首をかしげながら言う。
「だ、だって…、何も無いんだもん」
「…そっかぁ、
でもさ?好きなんでしょ?樹のこと」
「なっ?!
…何でそう直球で聞くかなぁ、」
そう口にしてから思わず困って黙り込む。
何でこの二人は同じような事を聞いたり、したりするんだろうか?
というよりも、やっぱりこの二人の性格は案外似たようなものなのかもしれないなぁ…
と、思って翔太くんの顔を見る。
みんなで準備を始めてから、少しだけ経った頃…、
重そうな薪を一人で抱えている翔太くんが目に止まった。
「…ちょっ、誰か誰か…
あ、愛ちゃん!手伝ってよ!!お願いっ」
「あ、うんっ!いいよ」
目があった瞬間にそう言われると、あたしは急いで返事をして翔太くんの元へと駆け寄った。
「大丈夫!?
…ほらっ、半分あたしが持つから」
あたしはそう言うと、翔太くんの手元から半分ほどの薪を受け取った。
「あ、ごめんね、
…本当ありがと、愛ちゃん」
「いえいえ」
笑いながらそう返事をする。
…きっと美菜のことだから、
翔太くんに何でもやらせてんだろうな、可哀想に…。
「そういえばさ…っ!
樹と最近はどんな感じっ?」
ニコッと笑いながらそう聞かれる。
「…どうって、何にもないけど?
あ、薪ここでいいんだよね?」
持っていた薪を下ろして、翔太くんの顔を覗きこんだ。
どうって聞かれても…ねぇ。
「そうそう、そこー、…ありがとっ!
…で、マジ何もないわけ?そりゃ~、あり得ないでしょ?』
翔太くんも同じように薪を地面に置くと、首をかしげながら言う。
「だ、だって…、何も無いんだもん」
「…そっかぁ、
でもさ?好きなんでしょ?樹のこと」
「なっ?!
…何でそう直球で聞くかなぁ、」
そう口にしてから思わず困って黙り込む。
何でこの二人は同じような事を聞いたり、したりするんだろうか?
というよりも、やっぱりこの二人の性格は案外似たようなものなのかもしれないなぁ…
と、思って翔太くんの顔を見る。