君は僕のもの
…っ、
あり得ないことでもない。
けど…、
大体いつも何なんだアイツは、本当。
俺がここまでする必要はあるのか…?
それともないのか…?
つーよりも今はそんなこと考えてる暇もなくて、
「あの、
…ちょっと気分悪いんで、保健室行ってきます」
俺は、そう言うと立ち上がって教室の出入り口の方へ行った。
「お~う、」
―ガラガラ
やる気の無さそうなそんな声を聞くと、俺は急いで教室から出て行った。
俺の足の進みは速くて、
あー、
何だかだでやっぱりかなり心配してんだな。
そんなことを思いながらも、保健室に急いだ。