キミの音を聴きたくて


「見上げればあの空浮かぶ雲
手を伸ばしても届かない」



どんなに届かなくたって。




「駆け足で跳ねても追いつけない
そんな遠いあの日の記憶」



今はもう、会えなかったとしたって。




「閉まっていた思い出が扉をノックして
“ 早くきかせて ” “ 歌わないよ ”
“ キミはいつも ” “ ひとりでいい ”
こだまする掛け合いにまた胸が痛む」



それでも、伝えたい気持ちがある。




「傷つくなら逃げたいなら もうこのままで構わない
光と影 夢と涙 手を取ることを拒んで」



私が今、できることは。




「永遠なんて誓えないよ 時間は過ぎゆくばかり
ねえ、キミはどうして?
本音はどこにあるの」



この空に向かって、声を響かせることだけだ。

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