純情オレンジ




このままじゃ危険だ



助けを呼ぼうとしても声が出ない



思わぬ事態に涙を流していると…




「…おい、離せよ」




低くて大人っぽい声が聞こえた



「え…?」



そこには灰色のパーカーを着ていた男性が立っていた



「あ?なんだよお前」



「なんだよじゃねえよ。この子が嫌がってるだろ」



「んなこと知らねえし!てか、お前には関係ねえだろーが」



今、凄いことになってるけど



もしかして、私を助けに…




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