純情オレンジ





「関係あろうがなかろうが、お前らがやってることは最低なことなんだよ!そんな恥ずかしいことやってて、よくノロノロと生きていられるな!!」



迫力があってちょっと怖い、けど




‘‘あんた達が気に食わなかっただけで!別に藍澤さんを傷つけていいことにはならないでしょ!?’’




どこか…似ている気がした



「チッ…もう知らねえ。行こうぜ」



ナンパしてきた男の人達はすぐさまこの場から離れた



お礼を言わないと…



「あ、あの!助けてくれてありがとうございました!」



「いや、どういたしまして。何より無事で良かったよ。あ、はいこれ」



そう言って、落ちていたチラシを拾ってくれた



話してみると思ったより優しい人



それに顔立ちも整っている



多分、5歳ぐらい年が離れているだろう



「じゃあ、俺戻るね。次は気を付けて」



「はいっ、本当にありがとうございました!」




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